(カナダ)でサステナブルな暮らし

カナダのど田舎へ移住し、手付かずの自然を前にようやく環境問題への意識が芽生えた30代主婦が 地球も自分も健康的でミニマルな生活を目指すブログです。

ユーコンでファッションショーを見てきました。

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少し前の話になるのですが、ファッションショーを見てきました!

そう、まさかのユーコン、です。
 
とは言ってももちろんコレクションとかではなくて、高校のファッションショーです♪
 
 
高校といえばハイスクールだと思っていたのですが、カナダでは州毎に教育省があり制度が異なるため
ユーコンにはハイスクールと呼ばれる学校はなく、エレメンタリースクール7年とセカンダリースクールに5年通うようです。
基本的にどこの州も合計12年間ですが、ケベック州だけは11年らしいです。
 
また準州は国が管理していて権限がほとんどないという話をESLの先生から聞いていましたが
他の準州であるノースウェストとヌナブトはユーコンとは違い、日本と同じ
エレメンタリー6年、ジュニアハイスクール3年、ハイスクール3年と別れていました。
どうして3準州とも同じじゃないのでしょう?
人口的な問題でしょうか?
 
 

 

 
 
今回行ってきた学校は、Porter Creek Secondary Schoolという学校の
(Fashion Art Design School ) FADSというコースを取っている生徒の修了制作ショーでした。
 

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3年間通して選択する授業なのか、1年もしくはセメスター毎に取るものなのか分かりませんが
Webページを見てみると、服作りというより広くファッションについて学べそうです。
 
ユーコンでファッションを学べる事に正直驚いたのですが、それと同時に
高校生のうちから学べる環境がある事が、とても羨ましくもありました。
 
というのも私は中学3年生頃から服飾専門学校へ行くと決めていましたが、普通科の高校に入学したので
高校の3年間は、早く専門学校へ入って本格的に服作りを学びたい!とウズウズしながら独学でミシンを触っている日々だったのです。
 
 
 
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ショーが始まる前に先生が挨拶をしていました。
ほとんど何を言っているのか聞きとれませんでしたが(私のポンコツ耳のせいでです
どうやら新任の先生で、元々ファッションやアートの先生ではない感じの事を言っていました。
え、じゃあ誰が服の作り方を教えたのかしら…
 
 
ショーは生徒が1人もしくはグループで1シーン(2~6体)を作って、それぞれBGMも変えて歩いていました。
 
全てアップサイクルだというような事を先生が言っていましたが、正直スキルの個人差が激しすぎて
これはどこをいじったのだろう…穴開けただけかな?という物から、これを1から作ったってこと?!と思うような作品までありました。
 
 
荒削りな作品や、緊張しながら歩く生徒の表情を見ていて、自分が高校生の時に参加したファッションショーを思い出しました。
 
自分が作った作品はもちろん、モデルをしてくれた友人、ランウェイなど当時の情景がカラフルに浮かんできて
とてもノスタルジックな気分になりました。
 
 
 
生徒たちがどのくらいの気持ちでこのクラスを取って学んでいるのかは分かりませんが
もしかしたら本格的に服を作りたいと思っていたり、デザイナーやパタンナーになりたい
と思っている人もいるかもしれません。
 
私は東京出身ですが、西の23区外育ちなので
流行を楽しむための、田舎ゆえの苦労や歯がゆさみたいなものはよく分かります。
もちろんユーコンと比べたら大した事ないですけどね。
 
 
田舎に住んでいるから学べる事に制限がある(質が高くない)という事はあって欲しくないなと思ったのと、
自分がユーコンに貢献できる事が何なのかずっと考えていたのが繋がって
高校で服飾の先生になるという道もありだな…
 
なんて高校生並みにドリーミーな事を考えてしまいました。
 
仮に教えられる事があったとしても、まずはそれ以前に英語!!!ですね。
 
 
 
久しぶりにファッションショーを見て、懐古したり若いエネルギーや希望を感じたり
とても刺激的な夜でした。
誘ってくれたお友達に感謝感謝です♪
 
きっととびきりお洒落した生徒やペアレンツがたくさんくるのだろうと思って、私も張り切ってお洒落したつもりですが
観客自体少なく普段着のペアレンツばかりで、私だけ張り切っちゃった感があって若干浮いていた気がしたのはここだけの話ですよ。。