(カナダ)でサステナブルな暮らし

カナダのど田舎へ移住し、手付かずの自然を前にようやく環境問題への意識が芽生えた30代主婦が 地球も自分も健康的でミニマルな生活を目指すブログです。

親知らず半分抜いてきました。

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昨日ついに人生初の、親知らず抜歯を経験してきました。
 
今回日本一時帰国の一番の目的が、親知らずの抜歯でした。
あ、もちろんユーコンでも抜いてもらえますよ。
 
ただ、なかなかのお値段でして…
 
こっちが真っ直ぐに生えている親知らずの抜歯でCA$
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こっちが横向きに生えてしまっていて、歯茎を切開してから抜かないといけない場合CA$
f:id:YukonWhitehorse:20200306102946j:image
 
 
しかも歯を抜いたり歯茎を切ったりするので、命を脅かすことは無いにしても
色々とリスクがあったりして、その注意事項を英語で理解しなければいけないので
私には完全にキャパオーバーでした。
 
 
 
そんな訳で日本での治療を決めた訳ですが、ネットで見てみると
歯茎を切って抜歯をする場合は、大抵の歯医者さんが提携している大学病院(口腔外科)を紹介し手術してもらう流れになっているようでした。
 
そしてその経験者であるブロガーさんの投稿を見ていると、手術を受ける前から何度か通院しなければいけなかったり
そもそも初診の予約が取りにくかったりもするようでした。
 
出来るかわからないという状態で帰国するのはギャンブル過ぎるので、直ぐに処置してもらえるクリニック
もしくはカナダにいる時からやり取りができて、段取りを組んでもらえるクリニックがないのかを検索しまくったところ、
ありました!
 
 
 
ホームページを見ると、あまりの抜歯数の多さとページの完成度に逆に怪しさを感じてしまいましたが
口腔外科出身の先生がやってくれるし、その場(クリニック)でやってくれるということで興味を持ちました。
 
実際に抜歯をした方のアンケートもとても多く、どうやらかなり手際よくやってもらえて予後の良い方も多そうでした。
 
タイミングとコンディションが良ければ、初診日にそのまま抜歯してもらうことも可能とのことで
自分の状況にバッチリそうだったので、4本同時に抜歯希望ということで
年明け直ぐ位に母に電話で予約してもらいました。
 
やっぱり人気で予約は取りにくそうでしたが、ページ上で予約状況が見られるので
ひと月先位を目安に考えておけば希望の日に予約が取れるのではと思います。
*時期にもよると思います。
 
 

 

 
 
そして昨日ですが、来院して問診票に記入が済んだ後は
早速レントゲン撮影をしました。
 
まずこれまでの歯医者さんでも、ユーコンでも経験した
全ての歯を一気に撮影するレントゲン(機械が自分の周りを一周して撮ってくれる)を撮りました。
 
その後もう一度同じ機械で同じ手順での撮影があったのですが、こちらは撮影後の写真がモノクロではなくて
ゴールドで、立体的に写っていました。
先生はCTと言っていた気が?!
 
 
その後助手の先生から、抜歯に伴うリスクや今回の抜歯方法
抜歯後の注意点など細かく丁寧な説明がありました。
 
日本語なので理解できますし分かりにくいと感じれば質問もできるので、話を聴きながら
本当に日本に戻ってきて良かったわ…と心底思いました。
 
 
担当の先生が現れ、レントゲンとCTをチェックしてくれたのですが
右の鼻って今詰まってますか?と突然聞かれました。
 
元々アレルギー性鼻炎だし朝から花粉症症状もうっすら出始めており、特段今だけ右だけが詰まっているという感覚はなかったので
脳内は???という感じでした。
 
先生の説明によると、上の親知らずの隣の歯が虫歯になっていて、それによって出来た膿が上顎洞(上顎の上?にある空間)
に達してしまっていると。
放っておくと蓄膿症になるから早めに虫歯治療(神経を取って薬を充填する治療)をした方が良いとのことでした。
 
その歯について、虫歯であるという指摘はユーコンの歯医者さんでも
今回虫歯治療をお願いする歯医者さんでも診断されていましたが、神経を取るほど進行しているとは言われていませんでした。
 
日本の歯医者さんには数日前に行ってきたところだったので、なぜ指摘されなかったのだろうと不思議に思っていたのですが
どうやら膿の状態や上顎洞の様子までは通常のレントゲンだけでは映りにくいそうです。
 
 
そんな事もあり、虫歯治療を効率的に進めるためにも親知らずは2本ずつ日をづらして抜くことになりました。
 
内心ホッとしたような、2回も怖い思いをしなければいけないのか…と不安が増したような複雑な思いでいましたが
適切な診断をしてもらえた事には安心しました。
 
その後抗生物質と痛み止めを先に服用し、麻酔を打ってついに抜歯となりました。
もちろん痛みは全くなかったです!
 
下の歯は歯茎を切開したのちに歯を5、6分割にカットして抜いていました。
こちらの方が処置としては大変なのかもしれませんが、私的にはとてもスムーズに終わりました。
歯をカットするときも特に衝撃等はなく、普通に虫歯を削っている時のようなウィーンという音がした程度でした。
 
上の歯を抜くときは、結構大変でした。
上の歯はまっすぐ生えていたので、おそらく普通に引っこ抜いたのだと思いますが
メリメリ、ミシミシという音が口からしていて、それなりに顎や顔を押されたり引っ張られたりもするので
体が完全に強ばっていた私は、何度かおえーっとなってしまいました。
 
抜歯がおわり縫合をしてもらって、顔にかけられていたカバーを外して目を開けると
手だけでなくおでこや目の周りにもじんわり汗をかいていて、泣いたみたいでなかなか恥ずかしかったです。
泣いてないですよ!って念押すと余計あやしいですけど。泣いてないですよ!
 
抜いた歯を見せてもらったのですが、上の歯はそのままの歯(切断されたりしていない)だったのですが
思っていた以上に大きくてビックリでした。
こんなゴツい歯が生えていたとは。
 
そしてもっとビックリしたのが、その処置時間の短さでした。
時計を見ると、20分程しか経っていませんでした!
この手際の良さは、やっぱり圧倒的な経験数故なのでしょうね。
 
 
最近分院もオープンしたようなので、もしかしたら予約は取りやすくなるかも知れません。
東京神奈川周辺にお住いの方には超絶おすすめです!