(カナダ)でサステナブルな暮らし

カナダのど田舎へ移住し、手付かずの自然を前にようやく環境問題への意識が芽生えた30代主婦が 地球も自分も健康的でミニマルな生活を目指すブログです。

お家ハンティングを始めるまでの経緯

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前回の投稿に書いた通り、エドモントンにお家を買うことになりました!

 
持ち家って”夢のマイホーム”とか言うし、”人生で一番大きな買い物”とも言われるので
本来であれば、ついに!とか念願の!!みたいなポジティブな勢いが前面に出てくるビッグイベントな気がしますが
正直我が家の場合はその通りとはいきませんでした。
 
と言うのも、結果的にお家を買わざるを得ない状況だったから…
 
 
って冒頭からちょっとドラマチックな書き方になってしまってますが、もちろん納得して買うことにしましたしポジティブな気持ちもありますよ。
そんなこんなで今日は、何がどうなって我が家がエドモントンでお家ハンティングを始めることになったのかをまとめていこうと思います。
 
 
まず始めに念押し(?)しておくと、我が家は人里離れた森の中で半自給自足的な暮らしをすることを夫婦共通の目標として持っています。
私はとにかく自分の生活をできる限り自家製のもので埋め尽くしたいと思っていて、いわゆる自給自足だけでなく住む家も自分で建てられたらと思っています。
夫は犬と山の見える場所に住みたいと言っています。山を仰ぎながら飲むコーヒー。そして家の前で戯れる犬たち。最高な景色です。
 
 
これらを実現するにはそこそこ大きな土地が必要になりますが、土地だけを買うのにローンは組めない(こともないけど家のローンより金利がめちゃくちゃ高い)し
普通に家付きの広い土地を探してみると、銀行が家として認めてくれなさそうな小屋か、とても我が家が手にできるとは思えない豪邸のような家ばかりが出てきます。
 
そうなると、やっぱりお金を貯めてまずキャッシュで土地を買うのが第一段階か!
という考えに行きつき、エドモントンにきてからはとにかく貯蓄に励んできました。
 
しかし私の稼ぎではまだあと数年はここに留まることになりそうで、冬の鬱気分が抜けきらない春の私たちにはもう限界な気がしていました。
そして、ここで何も変わらない生活をあと数年続けるくらいなら、いっそのこと環境だけでも変えてみようか!と気持ちがまとまったのが6月のことでした。
 
そうとなれば、候補地は昨年行って惚れ込んだ街Grande Cache一択です。
ただここは本当に小さな街なので、なかなか賃貸の空き物件が出てきません。
なら買うしかないか!とタウンハウスの価格を見てみると、エドモントンと比べたら遥かに安い。これは買えない事もないかも?!となり、早速その週末には内覧に行きましたよ。
片道4時間半かけて。
 
街全体が山に囲まれているような場所で、おうちの窓からも山景色が味わえて、もう他には何もいりませんっ!てくらい最高の場所。
今の仕事は辞めなくちゃいけなくなるけど、ローンの支払いシュミレーターで出てきた金額を見るに
またハウスキーパーでもやって切り詰めたらなんとかなりそう!
 
ということでもう引っ越しする気満々でエドモントンへ帰りました。
しかし戻ってきて少し冷静になった頭で、家を買うってそもそもどうするんだっけ?と色々調べ始めてようやく私は気づくのでした。
…仕事辞める前提じゃローン組めなくない?!と…
 
いやー無知って怖いですよね。
数ヶ月分の生活費があればその間に引っ越し&現地の仕事探してなんとかなる!とゆうかするしっ!とか本気で思っていましたけど、そんなおバカな人間に誰がお金を貸したいと思うのか…。いやー愚かなり。
 
 
そんな訳で勝手に盛り上がって勝手に墜落した6月の終わり。
からの7月1日はカナダデー。
 
カナダに来た節目の日でもあったので、気持ち切り替えていこうー♪
と思ったところに、大家さんからメールが届きました。
 
今住んでいるアパート(コンドユニット)を売りに出そうかと考えている…と。。。
 
大家さんからの提案は、まずは私たちがこのユニットを買いたいかどうか考える時間を45日くれる。
もし私達が買わないと決めたらマーケットに出す。
だいたい今だと45日で売れるだろうから、合計の90日(今から3ヶ月)後には退去してほしい。
 
そんな感じの内容でした。
 
 
実は1年半前くらいに向かいのユニットが売りに出されていて、その売値だったら家賃と変わらないローン金額になりそうだったので
我が家も買った方が得なのではと思い、興味本位で大家さんにこのユニットを売る気はないのかと聞いたことがありました。
 
ちなみに大家さんはカルガリーに住んでいて普段はあまり接触はないのですが、とても良い人です。
何か故障などで修理が必要になった時の対応はいつも迅速だし、マネジメント会社からのお知らせの連絡などもきちんと流してくれます
 
当時はそのつもりはないとの返答でしたが、そんなやりとりがあったので今回私たちに購入を考える機会を先にくれたのだと思います。
 
しかし大家さんがリアルターから提案されてる売値は、向かいのユニットの当時の売値よりも$30,000ちょっと上がっていました。
まぁ売り手市場だし、広さと立地からの相場だと妥当なのかもしれません。
ただ3年ここに住み続けて、入居者の民度の低さだったりマネジメント会社の対応の悪さだったりを鑑みると、その金額で買う価値は私たちには感じられませんでした。
 
 
ここを買わないとなると、3ヶ月以内に他の場所へ引っ越さないといけない。
しかもエドモントンの外へ行くと言う選択肢はつい最近消えたばかり。
となると、エドモントン内で今と同じような条件のアパートを探すしかありません。
 
2Bed roomで、隣人の生活音に敏感なので最上階の角部屋は必須条件。
できれば職場までの距離は今と同じかそれより近い場所で、せっかく引っ越すなら今度は犬が飼えるところが良いな…
なんて探し始めたのですが、そもそも今の家賃だと必須条件すら満たせる場所が存在しない!!
…そういえば、我が家の家賃は引っ越してきた2020年から一度も上がっていないんですよね。本当に優しい大家さんで感謝です。
 
ざっくり調べた感じだと、希望条件を満たす家を借りようと思うと
今の家賃にプラス$500はかかりそうです。恐るべしインフレ。
これって単純に毎月の貯蓄額が$500減るから、年間の貯蓄額が$6000も減ると言うことなんですよね。
しかも一時的な出費とはいえ引っ越し費用だってかかる。。。
 
たまたまありがたいことに据え置き家賃で3年住ませてもらえただけで、これが現実なのだから仕方ないというのは頭では分かっているのですが
なかなか受け入れ難い現実です。
そもそもここに住み続けること自体に後ろ向きな気持ちがあったし。
 
そんな訳で、もうこうなったらいっそのこと家を買うしかないか!てかそれしか現状納得いく暮らし方が出来なくないか?!
と言う結論に至ったのでした。
 
ローンや持ち家にかかる諸々の支払いなどを合計した毎月の出費が、今同じ条件の賃貸に住むとしてかかるであろう家賃と同じくらいで収まるのであれば
森暮らしのために貯めている貯金をはたいたとしても、結果的に今のQOLが上がってハッピーな暮らしが送れるはず。と言う結論に辿り着き、今回家を買うことにしたのでした。
 
 
いやーこの期間って振り返るとたった1ヶ月ちょっとの事なのですが、とにかくぐるぐるいろんな角度から答えを探ったり情報を調べたりしていたので、かなり濃密な時間でした。
 
そして当然ながらこの家を買うという答えを導き出して終わりじゃないんですよね。むしろここがスタート地点。
ここからひと月ちょっとで家を探して、買って、引っ越して…とまだまだやることは盛り沢山なのです。
 
今もまだ家の保険の選定やらでバタバタしているし、引っ越し前に少し手直しが必要なのでその段取りなども組まないといけなくて
10月いっぱいまでは落ち着かない日々となりそうです。
けどもうゴールは見えてきたので、なんとか倒れることなく走り続けたいと思います。
 
どんな心持ちにせよ家を買うっていうのはやっぱりビッグイベントで、いろんなことを学んでいるので
誰かの役に立ちそうなことは今後少しずつでもシェアしていきたいなと思います♪
 
 

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