(カナダ)でサステナブルな暮らし

カナダのど田舎へ移住し、手付かずの自然を前にようやく環境問題への意識が芽生えた30代主婦が 地球も自分も健康的でミニマルな生活を目指すブログです。

人生初のカンファレンスなるものに参加してきました。

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夫がお世話になっているクリニックが主催する勉強会のようなもので、
朝8:30〜15:30まで割とぎっしりスケジュールが組まれていました。
 
こういう催しに参加する人ってみんなスマートだろうし、当然英語での講演だから得るものがたくさんありそう!どんな服装で行けば良いのかな…♪
などと結構楽しみにしていたので、今日はそこで感じたことを書きたいと思います。
 
 
まず1つ目は、やっぱり英語習得の道のりは果てしない!!と言うことについて。
 
講演者(スピーカー)はみんな医者もしくは医療関係者なのですが、特にお医者さんの英語がとにかく聞き取りにくかったです。
人前でスピーチをするのが仕事な訳ではないので仕方ない部分も大いにあるとは思いますが、喋り方がモゴモゴしているんですよね。
しかもアクセントもあるし。
元々医療英語もほとんど分からない私なので、かなり苦戦しました。。。
 
そして音響設定がきちんとされておらず、声量とマイクのボリューム、位置などのバランスが悪く
さらに聞き取りにくさを助長していました。
電話で英語を使うのは未だに苦手なのですが、まさにそれと同じような環境で結構絶望的な状況でした。
 
 
よく”英語はコミュニケーションツールの1つに過ぎないのだから伝われば良いのだ”と言う風な意見を見聞きします。
これって部分的には同意できるけど、全面的には受け入れ難い考え方だなと思っています。
 
旅行者だったりとか一時的にしか関わることがないお客さん的立場でその場にいる場合もしくは、その人の口からどうしても話を聞きたいと思われている人(研究者とかスポーツ選手など)ならガチガチアクセントでも良いと思うのです。
もはやこちらが英語を使ってあげているんだから!と言うスタンスで。
 
ただ、それ以外の普通に日常生活を送る上でのコミュニケーションで言ったら、理解してもらう為に相手に苦労をかける事になるし
そうなると相手によっては深く関わることを避けたくなるだろうから、結果的に自分にとってあまり有益ではないと思うんですよね。
 
英語が公用語の国でもそれぞれ違ったアクセントがあって、それすら聞き取るのが難しいのに
さらにそうじゃない国独特のアクセントもあって、私を含め日本人がやりがちなカタカナ英語だってかなり苦労をかけているんだろうなと思いました。
 
日本語は話し方や表記方法が1種類じゃなかったりしてかなり習得が難しい言語と言いますが、同じ言語なのに人によってアクセントが違う英語を使いこなせるようになるのだって同じくらい難しいだろ…と途方に暮れそうです。
 
これまでほとんど職場の人としかコミュニケーションをとってこなかったので、同僚のアクセントには慣れてきていたけど
また違った世界を突きつけられた気分になりました。
 
 
そして2つ目は、言語以前に必要なコミュニケーション能力があるということ。
 
同じテーブルにはカナディアン夫婦と中国人夫婦が座っていて、休憩時間にはみんなで談笑をしました。
 
主にカナダディアン妻が会話をリードしてくれていて、満遍なくみんなにボールを投げて会話のキャッチボールが続いて行ったのですが
どうも中国人夫の投球だけがちょっと変化球?なのです。
取れないほどの球ではないのだけど、取った後にどこへ投げ返して欲しいのか分かりにくいから毎回一瞬の間が出来てしまうというか…。
 
数人で会話をしているとどうしても自分中心に話をしたい人が出没する事がありますが、そう言う感じでもない。
話の流れとちょっとずれる返答をするので話題をずらしたいのかと思うけど、広げていこうとはしないみたいな。
伝わりますかね?
 
英語力の問題で受け答えが食い違う場合もあるとは思いますが(私はこのタイプ)、この方は香港出身で私が生まれる前からカナダに住んでいるのでそういう次元の話ではないと思うのですよね。
 
職場でも、さまざまな出身国の人と働いてきましたが
英語ができなくてもうまく上司の教えを受け止めて縫える人とそうでない人がいて、きっと言語以前のところで
コミュニケーションを取るのが上手なんだろうなと感じさせられる場面がありました。
 
どこまで行っても英語ネイティブと同等の英語レベルに達するのは難しいと思うので、それ以外の部分のスキルを上げることで英語力を補えたら
日本人同士の時と同じように理解し合えるようになれるのかなと思いました。
 
 
 
そして最後は、時間の希少性が増したことを体感したこと。
 
元々日本でも大学に行っていないしプレゼンをするような仕事に就いていた事もなくて
フィジカルな勉強会とか講演会の類は本当に人生で初めてでした。
某アパレルで働いていた時は店長コンベンションなるものがあって日本中(世界中だったかな?)の店長が集結する会がありましたが
それはちょっと規模が大き過ぎて比較にならないので、参加前に私の中にあったイメージはテレビドラマなどで目にする光景のみでした。
 
しかしいざ参加してみると、タイムスケジュール通りに進行しないし
先に書いたように音響設備が万全じゃないのでよく聞こえなかったり、映し出される資料が細か過ぎて見えなかったり
事前チェックをしていないのかそもそもスライドが開かない登壇者がいたりと結構ゴタゴタしていました。
 
そしてスピーカーが参加者からの質問を受け付けるのは良いのですが、時間を無視して全ての質問に答える上にその質問の質が低い。。
せっかくその道のプロが目の前にいるのに、ググったら一発で見つけ出せそうな答えの質問が多く感じました。
正直わざわざその場所に行って時間を使う価値はあったのか…と思ってしまいました。
そしてこれがオンラインで行われていたら感じ方は違った気がします。
 
別にZ世代じゃないけど動画は倍速で見たり聞いたりするし、情報にアクセスしやすくなった現代ではこれまで以上に
時間の価値が高まっているのを身をもって体感した感じでしたね。
 
 
 
こんな感じで勉強会の内容とは関係のないところで色々考えさせられましたが、外国に住んでいないと受けられない刺激を受けられたと思うので参加できてよかったなと思います。
ホテルのボールルーム、普段よりちょっぴり綺麗目のおしゃれ、ランチビュッフェなど。テレビドラマからのイメージ通りな部分も楽しめました。
 
そしてまた英語学習のモチベーションが少し上がったのは何より大きな収穫かなと思います♪
 
 

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