気付いたら結構前の話になってしまいましたが、今日は日本の運転免許をアルバータのものに切り替えた話です。
最初に言っておくと、タイトル通り私はプロ級のペーパードライバーです!
10代の頃にだいぶ苦労して免許を取ってそこからもう30年?!公道では運転していません。
教習所に通っている時点で、あ、私は運転しない方が良い人間だなと悟りました。
センスがないというのか空間認識能力が乏しくて、どうしても箱の中からその外側の距離感を図るっていう事が難しいんですよね。
なので仕事とプライベートだったり、違うサイズの車を普通に乗りこなせる人は理解できないというか違う種類の人間だなと感じます。←尊敬しています。
後ろから当てられた場合自分の責任じゃないから、前だけに集中しとけばオッケー!
とでも思っているのかな?と思わせる運転をするドライバーがめちゃくちゃ多いです。
ウィンカーを出さずに曲がったり、後ろの車がブレーキを踏まないといけないタイミングで車線変更してきたり…
いや、ユーコンの時は道幅が広くて車の数も少ないから気にならなかっただけで、もしかしたらカナダの都市部はどこもそうなんですかね?!
そんな感じなのでとにかく事故も多いですし、ますます運転したくないという思いが増す一方で
逆にこんな人達が多いなら私でも運転できるんじゃ…なんていう変な自信が湧いたりもします。
まぁ絶対街ではしませんけど。
で、ででです。
なんでそんな私がこっちの運転免許をゲットしたかというと、もう日本で運転することはないと確信したからでした。
今月で日本の免許が切れる予定で、海外在住者は特例で期限が切れてから5年未満なら更新可能とは聞いていましたが
特に一時帰国の予定もないし(いやさすがに5年以内には一度行きたいけど)、近い将来マイナンバーカードがないと更新できなくなるかもみたいな話も耳にしていたのと
今後カナダの市民権を取る可能性もゼロではないことも踏まえて、それならもういらないかな、と。
ただポンコツなりに頑張って取得した免許なので、そのまま捨てるのは惜しい気がしてこちらの免許に切り替えることにしたのでした。
人里離れた森なら他人に被害を与える可能性は限りなく少ないでしょうし、私も運転の必要が出てくるでしょうしね。
ちなみにアルバータでは日本の免許証ならテストなしで書き換え可能です。
また運転免許は1つしか持てないルールなので、アルバータの免許をもらう際に日本の免許は回収されます。
アルバータの免許を返納すれば一応日本の免許が返ってくるシステムらしいですが、失くされるのか誤って破棄されるのか
返ってこないパターンもあるらしいですw
そんなカナダなので、書き換えもだいぶ苦労をかけられました。。
まずアルバータのサイトで免許証書き換え時に必要な書類を確認して、当然ですが日本の免許証の翻訳が必要だとわかりました。
certifiedな翻訳としか書かれていなかったのでエドモントン市内に翻訳をしてくれる会社がないか軽く調べたところ、何だかちょっと怪しい感じがしました。
日本語の翻訳もできますって書いてあるんですけど、なんか書かれている日本語に違和感が…
でもそうなると、信頼できるのは日本領事館だけど、最寄りの領事館はカルガリー(車で片道3時間ほど)です。
サイトを見ると、アルバータの一部の地域の人には郵送対応をしてくれるとありメールで問い合わせると、さすが日本。
申請は郵送で受け付けるけど、受け取りは窓口に直接きてくださいと。。いや、わかりますけどね。悪用されたら困りますもんね。何に?
大半の方は心配だから領事館に行って翻訳してもらっていたものの
過去に自分で翻訳した人がいたり、移民サービスのボランティアで低額で翻訳してくれるところを紹介してくれる方がいました。
早速移民サービスの団体に連絡を取り翻訳をお願いし、他の書類も揃えて1回目のレジストリーへ行きました。
すると、翻訳は日本領事館で発行されたものしか認められないと。。
ブログでも過去に一般の翻訳会社を使った人がいたのをみていたし、カナダだから…というのもあって
少し粘りましたが、問答無用でつき返されました。
電話口で2度確認をしていましたが、大丈夫だと。
さすがカナダ!やっぱり人によって対応が変わるよね〜と皮肉を言いつつ、電話をしたレジストリーへ行きました。
スタッフの方が、1つ1つの書類とパソコン画面を睨めっこしながら確認を取っていきます。
すると先輩スタッフが来て一緒に確認し始め、この翻訳はどこでとったものかと聞かれました。
またか…
イライラした夫が、さっき電話で2度確認した上で来てるんだけどどうなってるん?!さっき電話対応したの誰や!
ってもちろんキレ散らかしてはいませんが、確認すると
ちょうどその方スタッフが近くを通り、先輩スタッフが確認すると
電話対応スタッフ:あぁ、さっきね!うん、どこの翻訳でも大丈夫って確かに言ったわよ!
先輩スタッフ:日本語の翻訳は領事館のものしか認められてないのよ
電話スタッフ:あ、そうなの?じゃあルールが変わったのね、私確認してないから!スタスタスタ…
…………!!!!!
もちろん電話スタッフからも先輩スタッフからの謝罪もありません。
指定の書類を用意していないので受け入れない
このこと自体は、彼女たちの仕事を全うしているだけなので納得できるのですが
間違った情報を伝えておいて謝らないこと、そもそもサイト上に詳細を明記していないこと。
もーやっぱりさすがカナダ!!!
しばらくフツフツ沸いてしまっていましたが、いや、やっぱり今でも思い返すと腹立つ!笑
大体の部分ではカナダに移住してきて満足していますが、こーゆう仕組みに関してイラッとさせられることはちょこちょこあったりしますね。
ま、何はともあれその後カルガリーへ行ってスムーズに免許証もゲットできましたし
きっと大多数の日本人は初めから安全策(領事館に行く)を取ると思うので大丈夫だと思いますが
万が一私と同じような状況の人がいた時のために、
2023年現在、アルバータで日本の免許証を切り替える場合は領事館での翻訳のみが有効ですよ
とここでお伝えしておこうと思います!
最後に…いつかカナダの奥地で車を運転することになったら、これに乗りたいと密かに憧れている車の写真たちを載せておきます。
ピンク色のJeepです。
夫には絶対に嫌だと言われているので、必然的に私専用となりそうです。