みなさんディスポーザーって知っていますか?
私は今のアパートに引っ越してきて初めて存在を知ったのですが、シンク下に設置されている生ゴミ粉砕機のことです。
20年以上前のオーストラリアで夫が使っていたらしいので、昔からあるもののようです。
日本でも導入されている家庭もあるようですが、日本ディスポーザー協会(なんてものまであるのですね!)によると
そのシェア率はわずか1%未満だそう。ちなみに米国では60%ですって。
生ゴミが臭いのって、水分があるものががまとめられて長時間放置されている事が原因ですよね。
そもそも単体は自分らが口にする野菜の端っこだったりするので、冷蔵庫の中にあるものと同じなわけで。
ゼロウェイストの勉強を始めて、生ゴミにしてしまうから汚いものになってしまい
ゴミ処理に対する嫌悪感が生まれる
という悪循環に気づきました。
そこからの匂いを感じるキッチンでお料理をするのは全く気分の良いものではないですよね。
臭いの発生を防ぐために、冷凍してしまうという方法がありますね。
これは一人暮らし時代にやってみた事がありますが、冷凍庫のスペース的に
これだけでの解決は難しいなと思っています。
また水分を蒸発させて乾燥させてしまえば臭わないしかさも減るということで
乾燥させてしまうという方法もありそうです。
これは日本だと湿気があるので難しいかもしれませんが、ここカナダでは最適かもしれません。
冬場は普通に凍りますが。
ゼロウェイストを実行しているご家庭のほとんどは、コンポストを利用していると思いますが
コンポストって種類がたくさんあって選ぶのが大変そうですし、我が家はまだ家庭菜園を始めていないので
堆肥を作ったところで有効活用できるのか疑問もあり、導入には至っていません。
そんな感じで、生ゴミに対する嫌悪感とゼロウェイストへの観点から
どう付き合えば良いものかと思っている時に出会ったのが、ディスポーザーでした。
ちなみに日本でもアメリカでもDisposerですが、カナダではGarburatorと呼ばれているようです。
たまに出会うカナダ英語、面白いですね♪
初めは生ゴミを粉砕して下水に流してしまうなんて簡単すぎるし、そんなうまい話あるわけない!
絶対環境に悪いに決まっている!
と思い込んでいました。
しかし調べてみると、Garburatorによる環境汚染はないと立証済みなのだそう。
日本だと生ゴミは焼却処理されているのですが
70%が水分である生ゴミを燃やすとなると、その分燃料が必要になり余計に二酸化炭が発生してしまいます。
そしてどちらも、ゴミを処理施設へ運ぶ際の運搬にもエネルギーが使われていますね。
そうと分かれば使わない手はなく、今はかなりお世話になっています。
料理をしながら、野菜の皮や端っこはそのままシンクに流せるので
いちいちゴミ箱のフタを開けて捨て、その手が気になって手を洗うという行動を食材を変えるたびに繰り返したり
それが面倒で調理中ゴミ箱のフタを開けっ放しにしていると、視覚的に気分が良くない
というモヤモヤが一気になくなりました!
そして食後の洗い物で、お皿についた細かい食べカスをシンクから集めてゴミ箱に捨てる
というあまり気持ちのよくない作業からも解放されました。
それから結果的に生ゴミ用ゴミ箱に入るものの量が確実に減ったので、ゴミ袋の消費スピードもだいぶ落ち
微々たるものですが、家計的にも助かっていると思います。
もちろんなんでも放り込める訳ではないですし、メンテナンスも必要ですが
今のアパートに住んでいる現時点での我が家の生ゴミ処理の解決策としては、最適解じゃないかなと思います。
Garburatorのことだけじゃないですが、よく知らないことに対して
自分のイメージだけで批判したり喰わず嫌いになってしまうのは、結局自分が損するだけだな
と改めて思いました。
調べればなんでも答えが出てくる時代だからこそ、知らないことに関しては
まず調べるという癖をつけないといけないですね。
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