(カナダ)でサステナブルな暮らし

カナダのど田舎へ移住し、手付かずの自然を前にようやく環境問題への意識が芽生えた30代主婦が 地球も自分も健康的でミニマルな生活を目指すブログです。

ユーコンに来て、日本人から学ぶこと

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今日は職場の食事会でした。
一応名目としては、新しくホワイトホース常駐のマネージャーが就任することになったので、その方の歓迎会ということでした。
 
いつも通りゆるーい感じなので、時間ぴったり位に到着しても主役とあと1人2人しかおらず、それでも各自食事やらお酒やら取り分け始める感じです。
 
そしていつもなら、Night Shiftのスタッフが(恐らく誰も頼んでいないのに)みんなが揃ってそこそこご飯や飲み物が進んだタイミングで、自ら乾杯の音頭をとるのですが、
(映画やドラマで見るグラスをチリンチリ〜ンって鳴らすやつです)
今日は何故か大人しく食べて早めに帰ったので終始ただの食事会で、改めてウェルカム!乾杯ー!みたいな雰囲気は一瞬たりともありませんでした。
 
 
最初こそシーンとしていてお通夜みたいですが、少し慣れればみんな話し始めるし、普段あまり話さないスタッフもいたりするのでいろんな英語が聞けるチャンスでもあります。
夫は子供好きなので、一緒に来た子供たちと遊んでなんだかんだ夫も楽しめているのかなと思います。
 
何よリも今日は初めて飲むビールがあって、しかもそれがとっても私の好みの味だったので、私にとってはとても良き会だったと思います。
 
f:id:YukonWhitehorse:20181110151724j:image
 
バンクーバーで作られているビールのようです。
とってもフルーティで(最近飲んでいないので勝手なイメージですが)、ヒューガルデンを思い出しました。
レストランのスタッフがよくバンクーバー仕入れをしに行くのでその時に買い付けたのか、もともとホワイトホースでも買えるのか分かりませんが
とりあえず今度リカーストアに行った時にはチェックしてみようと思います!
 
 
 
 
 
このところユーコンに来て間もない日本人の方に出会う事が多くて、そこで気づかされる事がたくさんあります。
 
主には、いかに自分が自分の尺度で他人を見ているかという事です。
 
物事に対してどう感じるかはその人の経験値に基づくと思うので、それはその人の尺度でしか測れないし良いと思うのですが、他人に対してもそのフィルターを使っている自分に気付いたのです。
 
 
例えば
日本人でユーコンに来る人は大概永住権目的で来ている訳ですが、永住権を取るまでの期間だからと多少我慢が必要だったり、腹黒さやしたたかさも必要だと思うのですが、その塩梅は人それぞれですよね。
そもそも、自分の暮らしに関する理想やら夢があって日本を出てきた訳だし、全てを我慢して、少しも幸せを感じられない数年を過ごすのはどうなのかって思います。
 
それでも私が、ここまでは我慢すべき、こう振る舞うべき、と思って自分自身がしてきたことを同じような感覚で受け入れていない日本人を見て、違和感を覚えた自分がいたのです。
 
最近読んでいるビジネス書やビジネスマンの話を聞いていて、”俺らの時代はこうだった、だからお前たちもそうしろ”というような理屈は理屈じゃなくて、時代錯誤も甚だしいという事を理解していたつもりだったけど、私も同じように自分の考えに固執している部分があったのだなと気づきました。
 
 
今までは、自分たちが一番新参者で色々教えてもらうことが多かった立場だけど、2年目になれば当然新しくユーコンに来る人もいて
自分たちがしてもらったみたいに、今度は自分が新しく来た人を助けたり優しくできたらと思っていたのに、こんな思考の癖があっては相手に何のプラスも与えられなくて、なんならそれを気づかせてくれたのが新しく来た人たちだという。。
 
既に新しい人たちにも助けてもらっていました。
先輩風を吹かせる必要も無意味なプライドを持つ必要もないので、今後もありがたく学ばせてもらいます。
そして少しずつ成長していけたら、私の周りにいてくれる人も今より少しだけハッピーになって、それによって私もさらにハッピーになれる予感です。