(カナダ)でサステナブルな暮らし

カナダのど田舎へ移住し、手付かずの自然を前にようやく環境問題への意識が芽生えた30代主婦が 地球も自分も健康的でミニマルな生活を目指すブログです。

Celebration of the 30th Anniversary of Redress

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リドレスって何のこっちゃって方はこちらも(かなりざっくりですが)読んでみてください。
 
 
私もユーコンに来るまでは全く知らなかったです。
 
 
 
 
 
そして、今年はカナダ政府が過去の間違いを認め謝罪してから30周年記念らしいです。
 
これを記念して、ユーコンでも記念イベントが行われました。
 
民主党(NDP)議員の方が賛辞を述べたり、日系人会では日本の映画(リドレスとは関係のない映画だけどね)を上映したり、リドレス運動のリーダーとして活躍し今も現役カナダ日系人会のリーダーであるArt Mikiさんをお招きしてのレクチャーや、リドレス運動のドキュメンタリー映像の上映会が行われました。
 
 
前回日系人の歴史に関して学ぶ会に参加した時は、ただただ歴史を知ることの大切さを感じたり、自分って日本人なんだなと再認識したりしました。
 
今回は実際に運動を起こしたArt Mikiさんのお話を聞くことができて、また違う感じ方をしました。
 
 
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ドキュメンタリーの上映会は、日系人会のfacebookページでも宣伝されていたので一応オフィシャルになっていたとは思いますが、日本とつながりのないカナディアンの参加は無いだろうし、日本人も決まったメンツが参加する小規模なものなのだろうと思っていました。
しかし行ってみると結構な人数が集まりました。
 
たまたま会場設営のお手伝いで早めに来ていたのですが、通りすがりのおじちゃんが何のイベントがあるの?と聞いてくれて、興味を持ったようで参加してくれたりもしました。
 
 
ドキュメンタリーは残念ながら日本語字幕がなく、Art Mikiさんのお話も全て英語なのでポンコツな私には6割くらいしか理解できなかったと思います。
なので事実と違う(誤訳がある)可能性大なのでここに書くのは控えたいと思います。
 
 
 
 
うまく言えないのですが、こういうどこかの国がどこかの国を傷つけたりした歴史って過去にたくさんあると思います。
 
そして、その歴史を(被害を被った側が)誇張して次世代に教え込んだり、あるいは深く知ろうとしないで一方的に相手の国に敵意を持つ人っていますよね。
 
今回日系人の歴史に触れて感じたのは、活動した人も、今回のイベントに参加した人(どこの国の人でさえ)もそう言った行き過ぎた感情は一切なく、カナダ人を嫌うとか、復讐してやるとかじゃなくて、ただただ正しい事を主張して認めてもらいたい。
そして、その事実を学びたい。そういう思いなのだなという事でした。
もちろん勝手に感じた極めて個人的な感覚です。
 
間違ったのはカナダ政府であって、カナダ人一人一人では無い。
日本人で被害を被った人は確かにいた。けど日本人全員では無い。もちろん自分達の世代では無い。
だから関係ないとかではなくて、そこに感情を乗せ過ぎずにまずは事実を受け止めて、次世代に生かすべきなんだなと思いました。
 
 
30年経った今でも、他の国で同じような(もしくはそれ以上にひどい)間違いが起きているからこそ
リマインダーじゃ無いけど、事あるごとに過去の事実(歴史)を知る(知らせる)必要があるのだなと思いました。
 
まずは、知るだけで良いのだと思います。
そして私は今回そのきっかけに出会えてとても良かったと思います。
 
 
 
前回は自分は日本人なんだという認識を改めて持ったけど、今回イベントに参加してみたら
やっぱりナニ人でも良いなと思うようになりました。
みんな地球人、一括りで良いですね。
 
 
そしてどうか言葉も一つに統一して頂けると嬉しいです・・・