(カナダ)でサステナブルな暮らし

カナダのど田舎へ移住し、手付かずの自然を前にようやく環境問題への意識が芽生えた30代主婦が 地球も自分も健康的でミニマルな生活を目指すブログです。

エドモントンで車なし生活してみた。

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半月ほど前に、エドモントンに来てすぐに購入した車を手放しました。
ユーコンから引っ越してくるときに、レンタルトラックを手配して自分たちで荷物を運んだのですが
当時乗っていた車はトラックに繋いで牽引する事ができなかったためユーコンで売り払い、自家用車無しの状態でエドモントン入りしました。
 
前からちょこちょこ書いているとは思いますが、我が家は携帯を持っていません。
厳密にいうと、プリペイドのフリップフォン(ガラケー)1台と私が日本で使っていたiPhone6(SIMロックされたものなのでWiFi環境下でネットのみ使える)はあります。
 
なので外にいると自由にネットを使える状態にはないため、トラックを返却した後の移動手段がなく
当然ウーバー等は使えないし、地理感覚がない状態でルートがたくさんあるバスに乗るのも難易度が高すぎるため
かなり焦った状態で車を購入してしまいました。
 
今思えばあの時は2人揃って正気じゃなかったのだと思います。
後ろのシートに、ペットがかじったような穴が空いていたのですが、それにすら気づかずに購入してしまいました。
普通に誰でも見つけられるサイズの傷ですが、見せてもらった時シートが倒されていて、それを起こしてみたり座り心地を確認しようとすらしなかったのです。。愚か…
 
しかも購入して3日で故障するという事件もありました。
結局全ては自分たちがした決断の結果なので仕方ないし、それでもあの時すぐに車を手に入れたからこそ
職探しもスムーズにできて引っ越し1週間で今の職場で働き出せたので結果オーライではあるんですけどね。
性格的にどんな出来事も結果オーライでしょと思ってしまう夫婦です。
 
それでその車がひと月ほど前に調子が悪くなり、購入したお店ではなく正規ディーラーで見てもらうと
修理に出すより個人で売りに出して、同時に別の車を買う方が良いのではとアドバイスをもらいました。
 
ディーラーなのにそんなアドバイスをするのね!?とちょっと意外でしたが、結果オーライと言いつつもやっぱりその車に愛着もなかったので
厄落とし的感覚も込めて、買い換えることに。
 
販売の方は思ったより値切られたり、故障箇所を確認した上で購入すると言ってきたにもかかわらず購入後に、修理費が思ったより高かったとごねられたりありましたが
なんとか無事に売れました。
 
そして半月ほど前から完全な車なし生活がスタートしたのでした。
 
 
前置き長すぎましたね。
今日はエドモントンで車なし生活をしてみた話でした。
 
では本題の本題、実際のところ車なしでエドモントンで生活することは可能なのかという問いについてですが
我が家の答えはYesでした。
 
住んでいる場所と職場の場所、それらの距離感だったり、お家の周りの環境にももちろんよると思いますが
先に書いたように我が家は携帯なし状態(つまりウーバーなし)で、経済的理由でタクシーも選択肢になかったので移動は徒歩とバスのみでしたが
それでもやっていけないことはないかなと感じています。
 
ただあえて車なし生活を選ぶかと聞かれたら、間違いなく答えはNoですね。
公共交通機関を使うことで二酸化炭素の排出量を…とかそういう環境に対する問題意識はもちろんあるのですが、許容できる不便さの範囲は人それぞれあって良いと思っていて
私にとってはバスを使う事は時間だったり自分でコントロールできない部分が多い事がもったいなくストレスに感じますし、今の職場だと雪の時期はかなり厳しいだろうなと思います。
 
 
そんな訳で今日はバスにフォーカスして、私が感じたバスの利用についてのメリットデメリットを書いていこうと思います。
まずメリットとしては
 
外の空気を感じる事ができる
やっぱり景色は普通の住宅街ですが、風や太陽を感じる時間が持てるのは良いことで気持ち良いなと思います。

バスを待つ時間に空が綺麗だと気付いたり、心地よい気温だと気分が上がります♪
 
 
運動量を増やせる
慢性的に運動不足なのでもっと1日のうちに体を動かす時間を作らなきゃと思いつつ、面倒臭くてジム通いはできないので
必然的にバス停まで歩かないといけない状況は各箇所10分程だったとしてもありがたいです。
 
早起きの習慣が作れる
少し前からもっと朝方の生活リズムを作りたいと思っていて、朝活として特にやることがなくても早起きしたいと思っていも
やっぱりやる事(動機)が明確にないと二度寝しがちだったので、バスに乗らないと…!という理由があるのは大きいですね。
 
 
カナダに住んでいることを実感できる
車生活をしている時は、なかなか他人と同じ空間を共にするような環境がなかったので
バスに乗ることで改めて私って海外生活しているんだな、カナダで暮らしているんだなと体感しています。
年齢や人種等様々な人が入り混じるバスの中は、人間観察好きにはたまらないスポットですね。
特に高校生は普段の生活で全く近くにいない存在なので、友達同士で喋っている内容だったり英語そのものも興味深くてついつい聞き耳たてたくなってしまいます。
 
 
そしてデメリットとしては
 
家にいる時間が減る
私の場合はバスを使うことで朝は30分早く家を出て、帰宅は20〜40分位遅くなるようになりました。
一番困るのは夕食の時間が遅くなることで、最低でも寝る3時間前には夕食を済ませたいのですが難しく
寝るときにまだ満腹感が残っていたり(お腹が減ってぐ〜となる位の状態で寝るのが理想です)、それを回避するためにまだ食べたいのに夕食を途中で切り上げないといけない事が
ちょっとしたストレスだったりします。
 
 
自分以外のものに自分の時間を支配されている感覚になる
仕事のキリが良くなくても今ここでやめないとバスに間に合わない…とか、それで急いでバスに乗ったのに
乗り継ぎのバスが遅れていて結局待ちぼうけ。この時間があれば仕事終わらせられたのにな…なんて思うことがあります。
それとここは日本じゃないし、そもそも電車ではなくバスなので多少遅れることは仕方ないと思っているのですが
逆にバスが停留所に早くついても、乗る人がいないと待たずに発車してしまう事が結構あるので
常に早めにバス停に着くようにしないといけないのもストレスポイントですね。
 
 
犯罪に巻き込まれる可能性が増す
コロナが落ちついて政府からのもろもろのサポートが終了した結果なのかわかりませんが、最近特に治安が悪くなっている気がします。
エドモントンに限らず、アルバータに限らず、カナダ全体もしくは世界中?規模感はわかりませんが。
お隣BC州のバンクーバーではカフェの前(パティオ部分?)で刺された事件の映像がTwitterで流れてきたり、近いところだと近所のバス停で無差別の刺傷事件がありました。
被害者は事件の2週間ほど前にウクライナから避難してきたばかりの家族のお父さんだったとか…
バスだけでなく公共の場にはいろんな人を目にしたり空間を共にすることのメリットももちろんありますが、犯罪に巻き込まれるリスクが増えるということも忘れちゃいけないなと思っています。
 
荷物が重い、装備が増える
雨が降った時用に折り畳み傘を…とか、帰宅時が一番太陽が高いから日焼け止めクリームも…と何かと念の為
携帯しておきたいものがあったり、荷物はバックパックに入れるけどバスカードやサングラスはサッと出し入れしたいから小さめショルダーが必要だったり
日除けの帽子だったり、何かと装備も嵩張るなと感じています。
あとはお買い物に行くにもバスで行くとなると常に自分たちで持ち運ばないといけないので、しかもこちらは1つ1つの商品が大きかったりするので
厳選してお買い物をしないと結構すぐ重たくなってしまいます。
 
 
そんな感じですね。
エドモントンて車なしでも生活できるの?!と思って情報収集している方がもしいたら、条件的にレアケースだとは思いますが一例として参考にしてもらえたら嬉しいです。
 
また今日はバスの利用について書きましたが、近々車移動と比べて生活費にどんな差が生まれたのかも検証して記事にできたらなと思っているので
そちらもぜひ覗いてみてください♪
 

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