ホワイトホースには映画館が二ヶ所あります。
私はどちらにも行った事がないので中の様子は分かりませんが、外観から想像すると音響設備あまり良くなさそうだな。。という印象です。
行ったことのある方から聞くとそこまで悪くはないらしいですが、せっかくNetflixではなく映画館で映画を観るなら、大きなスクリーンと音響が活かされる映画(アクション系とか挿入音楽に凝っているもの)が良いなとか、火曜日だけチケットが安くなるらしいので行くなら火曜日に行きたいなとか、いろいろ我儘並べて映画館に行かないまま一年が過ぎようとしています。
そして昨日、ついにユーコンに来て初の映画鑑賞をしてきました。
しかも、まさかの映画館ではなくシアターで。
定期なのか不定期なのかは分かりませんが、たまに映画の上映会があるようです。
今回のチケットは大人$14で,Yukon Arts Centerのオンライン会員だと$12でチケットが買えました。
映画館のチケットがいくらなのかは知りませんが、今回のは日本と比べると結構お得ですね。
席は全席自由席で、上映の30分前に劇場のドアが開くと書いてありましたが、実際にドアが開いたのは上映15分前でした。
人が増えてきたのもそのあたりからでした。このゆるい感じは少し慣れてきましたね。
しかし驚きなのが、上映時間すら守られないこと!
チケットは基本オンラインで購入して、当日チケットブースでチケットを受け取るパターンなので、おそらくチケットブースに並ぶ人がたくさんいて
その人たちにチケットを渡し切るまで待っていたのかと思いますが、それってどうなんでしょ…
まぁ始まってからバタバタ入ってくる人がいる方が鬱陶しいので良いですが。 どっちだよ。
さて、肝心の映画ですがタイトルは Isle of Dogs(犬ヶ島)
ウェス・アンダーソン監督の作品で、なんともシュールで面白いストップモーションアニメです。
日本でも今上映しているみたいですね(そろそろ終わりかな?)
舞台設定は日本で、登場人物の多くは犬なのですが登場人物によって話す言語が違い、日本語と英語が入り乱れています。しかも今回は字幕なしでした。
犬は一律英語で話すのですが、話し方というか視点が人間と同じなのでなんだか不思議で面白いです。
また外国人から見た”日本”がいたるところにちりばめられていて、クスッと笑ってしまう場面がたくさんありました。
笑うツボやリアクションも外国人と自分では違いがあるので、その差を体感するのも面白かったです。
ちなみに観に来ていた人はほとんどカナディアンで、街にたくさんいるフィリピン人やインド人はほとんど見かけませんでした。日本人も全く見かけませんでした。
映画が終わった後にもちょっと驚いたのですが、みなさん本編が終わったらすぐに席を立ちますか?エンドロールが終わるまで座っていますか?
私はエンドロールまで観ます。
音楽も聴きたいし、一つの作品を作り上げるのにこんなに沢山の人が関わっているんだなということを目視してさらに感動したり、衣装は誰が担当しているのかとか見ちゃいます。見てもだれだかわかりませんけど。
自分的には余韻に浸れる好きな時間だったります。
これが普通とは思いませんが、半々くらいで同じ人がいるのかなと思っていました。
しかし、8割強のお客さんが本編終了後すぐに席を立っていました。そして人が減ると同時に係の方がゴミや忘れ物チェックをしだしました。
結局なんだか居づらい空気で私たちも最後までは見ずに席を立ちました。
夜だったから早く帰りたかったのか、思ったより面白くなかったのか、トイレを我慢できなかったのか(途中で席を立つ人が意外といました)
こちらではエンドロールを見ない人がほとんどなのかもしれませんね。
そういえばこの監督の代表作にグランド・ブタペスト・ホテルという作品があるそうで、私も名前だけは耳にしたことがあるので結構有名なんですかね?
Netflixで観られるか早速探してみようと思います♪