(カナダ)でサステナブルな暮らし

カナダのど田舎へ移住し、手付かずの自然を前にようやく環境問題への意識が芽生えた30代主婦が 地球も自分も健康的でミニマルな生活を目指すブログです。

ようやく完結!明日からは日本に向けて全力注ぎます。

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1月は友人がファッションショーで着るアップサイクルドレスの製作をしていました。
 

 

 
 
 
 
 
 
ドレスは1週間ほど前に無事完成し、今日はついにファッションショーの日でした。
 
 
相変わらず、仕事後に予定のある日に限って仕事が終わらないという呪いにかかっていて
今日もバタバタと仕事を終えて会場へ向かいました。
 
今回のファッションショーはユーコンの冬のイベントSourdoughRendezvousnoの
での催しの一つです。
 
 
ショーに参加したのは、
高校の服飾コースの学生(なんとソーイングの授業が始まってまだ1週間だそうです)
クイーンコンテストの候補者、アパレルショップやデザイナーの商品など
かなり多様なラインナップになっていました。
 
もちろん全員が全員プロではないので、スタイリングからウォーキング、全てが完璧では決してないのですが
観客の盛り上げ方がとても熱くて、こういう姿勢って日本ではあまりない事だし素敵だなと思いました。
 
みんな頑張って準備してきたのだし、お客さんも楽しみに来たのだから、
受け身にならず精一杯楽しむ
そうやってその場を共有しているみんながハッピーでいられるようにするのも、ある種カナダ流のマナーなのかなと勝手に感じました。
 
 
 
早速ですが今回私が作ったドレスの全貌を載せたいとと思います。
 
 
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ベースが牛乳パックで、他には卵カートン、新聞紙、使い捨てのテーブルクロス、そして流木を使いました。
糸とグルー、ハトメと編み上げ用の紐だけは市販品なので、99%位がゴミから出来ているドレスです♪
 
 
 
今回このドレスを作るにあたって、精神的ストレスがたくさんありました。
 
 
一つは、数年ぶりの大物製作なのに使い慣れない素材なので、どう仕上がっていくのか読めずに不安だった事です。
 
製作過程はまるで出口が見えない道を走っているような感覚で、壁にぶつかって倒れることも
違う出口にたどり着いてしまうこともこわくて、とにかく不安でした。
 
しかし絶対に形にしようという強い想いもなんとかあったので、ようやく形になってきた時は
少し自分に自信が付いた気がしました。
この手のストレスは物作りをする上では必要なものなのかもしれませんね。
 
 
そしてもう一つは、英語でのコミュニケーションでした。
 
環境保護やアップサイクルについての話で意気投合し、初めて出会ったその日にドレス製作の話が決まりました。
 
なので彼女の好みや性格もイマイチ分からなかったですし、日本語なら無意識に感じ取れるような言葉の裏というのか
本音と建前みたいなものが英語では全く分かりません。
(自慢じゃないですがポンコツはそもそも相手が何を言っているのかすら分からなかったりしますしね。)
 
作り始めて、細かい部分のデザインなどを詰めていく際にどこまで自分の作りたい物を押したら良いのか
彼女がどこまで私を受け入れてくれているのかが分からず、ドレスにも
そして何より英語に自信が持てず、一度ドレスからも気持ちが離れてしまったことがありました。
 
しかしそんな時に救世主夫が、普段私が楽しそうにミシンに向かっている姿を思い出させてくれて
とにかく自分が納得いくものを作り切ろうと思い直すことが出来ました。
 
 
 
正直今となっては、もっとこう出来たのかも?とか思ってしまう部分もありますが
それは向上心がムキムキなだけで、あの期間で自分が出来ることはきっちりやり切ったと素直に思えます。
 
そんな感覚っていつぶりだろうか?と思うくらい、久しぶりの達成感を感じています♪
 
 
 
 
ちょっと話が逸れますが、今NetflixでNext in Fashionという番組があるのをご存知でしょうか?
 
もしかしたら服作りに興味がない人には面白くないかもしれないのですが、
デザイナーが2日間で与えられたテーマの服を作り競い合う内容です。
 
デザイン力があっても、縫えないと勝てないですしかなり短時間で仕上げなくてはいけないので
時間管理ができないと土俵(ランウェイ)にすら立てません。
 
そんなし烈な戦いを重ね、セミファイナルで2人に絞られたファイナリストは
3日間で10体のデザインを完成させなければいけませんでした。
 
そしてその最後のコレクションを見た時に、私は初めて服を見て泣きました。
それまでの激しい戦いを見てきたからこそですが、あれはこみ上げるものがありましたね。
 
 
 

 

 
 
一生懸命やったからこそ、最後に泣ける(感動できる)のだろうと思うので
今日のショーを見たら、私はまた泣くんじゃないかと内心思っていました。
 
しかし、蓋を開けてみれば目が潤む瞬間は全くありませんでした。
 
なんていうか、感動よりも嬉しい!ハッピー!な気持ちが強かったのだと思います。
 
ずっとトルソーに着せた状態のドレスを見ていたので、友人が着て歩いている姿を初めて見て
トルソーに着せていた時のイメージよりもはるか何倍も可愛くて、すっごく嬉しかったです。
 
一緒に見ていた友人もたくさん褒めてくれて、ショーの後に声をかけてくれた人もいました!
 
 
 
全力でやったからこそ得られるものがあるし、誰かにパワーを分ける事もできる
そんなことを改めて学んだ今回の経験は、間違いなく私の人生のハイライトのひとつだと思います♪
 
素敵な機会をくれた友人と、私を見守り時に先導してくれた夫に
感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 
 
 
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